RESEARCH AND DEVELOPMENT

研究開発

農作物工場の
高度化に向けた
複合センサネットワークシステムの検討
岩田亮佑
立命館大学
山本寛
旭ゴム(株)
仲逸男
東京工業大学
松浦知史
長岡技術科学大学
山崎克之

INTRODUCTION

はじめに

天候に左右されず安定した
収穫が可能な農作物工場が注目

温度・湿度などの環境情報/作物の生育状態

リアルタイムに計測し、
生育に適した環境を保つように制御

環境情報・生育状態を計測するためのセンサネットワークを構築
センサの増設が容易となるように省電力化が必須

省電力な無線通信と
組込みシステム

活用した観測システムを提案

SYSTEM

提案システム

システム全体像

Bluetooth Low Energy(BLE)による
省電力なセンサネットワークの構築

環境情報の可視化/作物の生育状況の定量化

センサーネットワークの外観

差分解析による生育状況の定量

異なる日時に撮影された2枚の画像を比較

1ピクセルあたりのRGB値の変化量を算出

農作物の生育度と定義する

DEMONSTRATION EXPERIMENT

実証実験

立命館大学
びわこ・くさつキャンパスの
構内にシステムを設置

生育状況の定量化の評価

11月28日18時に撮影した画像を起点

起点からの時間の経過と、生育度の関係を評価

BLEによるデータ収集の評価

100KBの画像ファイルを60byte毎のデータに分割

データの送信間隔と、データロス率/送信時間の関係を調査

SUMMARY

まとめ

BLEを利用した農作物工場向けの
モニタリングシステムを提案、有効性を評価

FUTURE ISSUES

今後の課題

多方向から撮影した
画像の解析等を行い、
生育度の信頼性を
高める
手法の検討

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BLEによるデータ送信時に発生する
データロスを補償する手法の検討